九十九里浜の、ある漁村に住む甚太郎は、祖父の介護をしながら、祖父譲りの紀州流で鯛釣りに励む二十四歳の若者だ。彼には仲買人のヤス婆さんの姪のオソメというSEXフレンドがいる。網元の娘シズイは婚期を逸してまだ独身。漁労長の銀次は、そんなシズイを狙っているのだが手出しが出きなく、女中のミサトで我慢している。ある日甚太郎が、自転車で転んで足を痛めたシズイを救けた。この時以来シズイは、甚太郎が頼しく思えて好意を持つようになった。この話を村の人たちの口から聞いた銀次は心中おだやかでない。海辺の甚太郎の家の近くに町から遊びに来たマキとミホの二人がキャンプを張った。そして男好きなマキは早速、甚太郎にモーションをかけた。翌日、二人は甚太郎の舟に乗せてもらって大はしゃぎ。その様子を見ていた銀次は、女にモテモテの甚太郎に嫉妬で狂いそうになる。
※ 配信方法によって収録内容が異なる場合があります。