帰省先から東京へと車を走らせていたまゆ子は、途中、立ち往生している男に頼まれ、ジャッキを貸すことに。だがタイヤを換え終わったとたん、彼は野獣に変貌。必死の逃走も空しく、彼女は森の中でレイプされてしまう。被害届けを出そうとするまゆ子だが、厳しい取り調べについていくことができない。その様子を横で見ていたのが、体で日銭を稼ぐハニイだ。言葉巧みにまゆ子に近づいた彼女は、隙を見てまんまとスーツケースをいただいてしまう。しかも今度はまゆ子の車にトラブルが発生。通りかかったガス・スタンドの男に紹介されてモーテルに泊まることになったまゆ子だったが、その後も、まるで性の魔物に魅入られたかのように、さまざまな職業の男たちが彼女を襲っていく…。日活ニュー・アクションからバイオレンス・ポルノへと、70年代を疾走した長谷部安春監督が描くハードな一作。主演は『犯す!』でも見事な演技を見せた“レイプの女王”八城夏子。浅黒く引き締まった肌が、なんともなまめかしく官能的だ。