神代辰巳監督の女への執念が再び描き尽くす色街の世界!!1996年のロッテルダム国際映画祭を皮切りに、ソチ、リニミなどの映画祭でも特集が組まれ、世界的評価の気運が高まっている監督・神代辰巳。1974年度「映画芸術」第1位に輝いた彼の初期傑作。芸者の染八(絵沢)と旦那を張り合っていた花清(宮下)は、赤ん坊を産んで正妻におさまった染八への腹いせから、その赤ん坊を盗んでしまう。月日は流れ、置家で育てられたその子・正太郎は、花清の喘ぎを階下で聞きながら半玉の小ふく(芹)や小八重(吉野)らと床で戯れる早熟な男に育っていった。まだ生殖能力のない彼には子供が出来る心配がないのだ。そんな正太郎を気味悪がり、映写技師・島村夫妻の元に預ける花清の旦那・小宮山。だがここでも正太郎は特殊な能力を発揮。そう、精通がないために異常に長時間持続出来るのだ。夜な夜な3人でくんずほぐれつとなって快楽にふける正太郎と島村夫妻。だが、ついに正太郎も大人になる日がやってきた。小ふくが妊娠したのだ。続いて島村の妻・美也子(丘)までも身ごもってしまう。そして彼が最後に孕ませたのは…!?